前回、圃場についてのお知らせを載せたのが6月のことでした。その間すぐに続報をと考えていたのですが… ご紹介したかわいらしいアイガモたちは、あっという間に山のキツネに襲われて姿を消してしまったのでした。
放鳥したまさしくその晩に半分以上のアイガモがいなくなってしまうという過酷な現実。
どのようにお伝えしたものかという逡巡と私自身の三日坊主の性根が相まって、完全にご報告が滞ったままとなっておりました。
それでも稲は実りました
アイガモたちの数がひどく減ってしまった後には、同様の働きをしてくれるアヒルたちの力も借り、圃場を維持してまいりました。
9月には川沿いに北上してくる小さな虫たちによる被害も予想されましたが、無事に乗り切り、ようやく先週、収穫を終える事が出来ました。
収穫量について、昨年は一昨年と比べて3分の2ほどしかなかったのですが、今年はさらにそこから2俵(120㎏)少なくなりました。アイガモがいない期間の長い圃場があったことや、夏場の水の調整などが原因とのことですが、やはり農薬や化学肥料の不使用により不安定要素が多い農法であることが一因であるとも言えそうです。
収穫したお米は今週中に検査を終え、出荷ができるようになります。
新米、今年はご好評いただいている玄米に加えて、より調理しやすく食味も良い「一分搗き」でのご提供も開始いたします。
10月8日
店主拝