年初から取り扱いを始めさせていただきました「おかやま有機無農薬農産物」のお米。
想定を上回るご好評を頂いており誠にありがたく存じます。
先月、打ち合わせにて訪問させていただいた際の圃場の様子をお届けします。
田んぼはゆっくり休んでいました
訪問した3月10日は12月~2月にかけて時折降っては積もった雪も溶け、田んぼはゆっくり休んでいるという時節。
朝晩の冷え込みは厳しいのですが、日が昇るにつれて過ごしやすくなり、田んぼにも徐々にレンゲなどが芽吹き始めていました。
レンゲには、根に着いている根粒菌の作用で空気中の窒素を土壌内に固定させるというマメ科植物特有の性質があり、今も昔も有機農法の強い味方です。
花が咲き、種子が実ってから田植え前の圃場にすき込むことで、使用する肥料に制限の多い圃場の土壌を肥沃にしてくれます。
農機具も出番を待って休んでいます。写真はGPS付きの1台ですが、他も含めて「おかやま有機無農薬農産物」の生産のためには、他の田んぼに入った後では必ず「水道水」で機具についた泥を落とさなくてはいけません。
すぐ脇を流れる旭川の水が汚れているわけではありませんが、認証基準に照らすと使用することは出来ないのです。
皆様にお届けしているお米もゆっくり休んでおりました。
そして今年の新米になる種籾も入荷していました。「温湯消毒済種子」とありますが、このおかげで種まき前の「消毒」の工程を省くことができます。
今回は全体に夕暮れ間近の写真が多かったのですが、ご紹介しながら、春を待つ田んぼの空気感ってこんなだな、とも思いました。
次回はお米の進捗と、すべてが芽吹きはじめる新緑の眺めをお届けします!
2023年4月2日
店主拝